平泳ぎに素質がないって言葉には違和感を覚えます。
オリンピックで金メダルを獲るってことがゴールだったら、そうなんでしょうけど。・・・というよりオリンピックでメダルを獲るってことになると、素質があったって宝くじに当たる確率の難易度だと思いますが。
平泳ぎは、技術的な要素が大きく反映する種目で、どういう泳ぎが合理的なのかを、泳ぐ側も教える側も事前にイメージしておく必要があると思うんですよね。
そして、それを実践できる身体を、陸上トレーニングや、プールでのトレーニングで作るべきで、逆を言えばそれができて、水の中でどうしたいかのイメージができていれば、比較的ベストを狙い易い種目ではないでしょうか。
より合理的なフォームを想像するにあたって、根拠のないインスピレーションや過去の感覚だけを頼りにするのではなく、様々な分野の勉強をできるだけ頑張って、他にそれを説明できるぐらいになると、練習の取り組み方にも厚みが増すような気がします。
プールの中以外ですることが多い種目なのかもしれませんね。
もちろん、世の中には何も考えなくとも優れたタイムで泳ぐ選手も存在しますが、その選手の類に該当していなかったとしても、技術を高めることで競技生活を充実させたり、ベスト記録の更新を楽しむことを実感し易いのが平泳ぎというのが個人的な意見です。