東京はコスモポリタンではない

「東京は国際的に有名な美しい都市だけど、コスモポリタンじゃないんだよね。」

 

ってアジアのある友人に言われました。

 

そうすると「コスモポリタン」ってなんだってことにあるんですが、辞書で調べると、

 

「cosmopolitan(形容詞)

(一国家的偏見にとらわれない)世界主義の、コスモポリタンの、世界各地の人々からなる、全世界的な、国際的な」
 
とあります。
 
正直なるほどねって思いました。確かに日本に溢れるインターナショナルは、日本人の想像から作り出されていて、厳密に言えば、インターナショナル「風」が多い。

 
2020年のオリンピックをはじめ、国際的なイベントが多く開催され、人のボーダーレスな往来がより活性するだろうし、
 
シンガポールや香港のように、他国からの労働者が来て、様々な国の言葉が飛び交うような時代がすぐそばまで来ていると思うんです。
 
2005年の1.26の最低期は脱したものの、今年の日本の出生率は1.44で、明らかに人口は減少傾向にあって、労働者が減るわけですから、世論がどう捉えたとしても、国家存続のために移民の受け入れは加速する。
 
そんな傾向の中で開催されるオリンピック、選手としての出場を目指すにせよ、ボランティアとして参加することを目指すにせよ、外国語の習得はもちろん、より高い国際感覚が不可欠ですよね。
 
10月28日、29日にリオ五輪金メダリストで未だ現役スイマーのアンソニー・アービン選手をヘッドコーチに迎えた「アンソニー・アービンスイムキャンプ」を開催しますが、
 
水泳のスキルアップや、金メダルを目にする感動の経験のみならず、日本人ではない選手(コーチ)と接することで、言語が国際感覚を研ぎ澄ますきっかけ作りにしたいというのが、僕の気持ちなんです。
 
水泳を手段にした教育機会の提供を受けて育った僕なので、同じような機会を提供するよう努めるのが僕のライフワークになるかもしれません。
 
 
 

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