スポーツで進学する

南カリフォルニア大学、学費を含む1年間の費用が、今は約75,000ドルになっているそう。
1ドルを112円で計算したら840万円ですね。1年で840万円ということは、頑張って4年で卒業しても、3,360万円。
高等教育にかかる費用が日本との決定的な違いだと思います。アメリカで大学を出るということは日本のように当たり前のことではありません。
形はないものの、アメリカは高等教育を輸出の対象にしているですよね。世界中から高い費用を払える学生が集まって、高品質の教育と学位を持ち帰ります。
モノについては、貿易の不均衡がしばしば問題になりますが、教育ビジネスという意味では、間違いなく日本がアメリカにお金を払ってる側になるでしょう。
先日参加したUSCのグローバルカンファレンスでは、すごいビジネスネットワークを感じましたし、ソニーの平井社長やペトレイアス元CIA長官の講演をはじめ、たくさんの講演を聴いて、出席する前と後で自分自身に変化を感じられてます。
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卒業してからも成長の機会を与えてもらえることに大きな価値があるし、何よりも世界のビジネスリーダーと直接会って話ができるので、当時の選択に間違いはなかったと思います。

ちなみに、僕がUSCに行った頃は年間450万円ぐらいで、水泳によって奨学金を得て、それらの費用を支払わなくて良かったんです。

アメリカでの奨学金に返済の義務はありません。そもそも返済の義務があるものは奨学金ではありません。それはローンですよね

奨学金を獲得することが、僕がUSCで学生をする唯一の手段だったわけですが、奨学金を貰うため、そして卒業まで貰い続けるために必死で、今思えば毎日が楽しいサバイバルでした。

アメリカのエリートアスリートの大半は、大学に奨学金を得て進学することのために一生懸命トレーニングに打ち込みます。

所得の低い家庭の出でも、大卒として就職して、ソシオ・エコノミック・ステータスを変える逆転人生の可能性があるので。

個人的に、日本にもアメリカ大学の奨学金を獲るために貪欲な若いアスリートがいて良いし、いて欲しいと思うんですよね。

アメリカの大学には、アメリカ大学ならではの厳しさ、良さ、卒業してから感じられる価値があるので、チャンスがあるなら是非つかむべきです。



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