現代の平泳ぎ

 プールの中で新しい技術にチャレンジするのは楽しいです。
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競泳ってプールを往復するだけのシンプルなスポーツ。

シンプルなだけに、自分を最良のバージョンにすべく、狙いを決めて新しい技術を取り入れたフォームにトライする、実験のような時間がこのスポーツの中で一番好きですね。

って、昨日仕事の後に泳ぎに行って思いました。

あまりにも長く携わったためか、水泳というスポーツが好きかどうか、感覚が麻痺して分からないですが、

経験と知識を組み合わせ、頭の中に描いたフォームを実践し、目標にする結果が出るのかを見ることに、楽しさを感じます。

「ものづくり」に近い感覚かな。

稀に参加する大会で、2011年ぐらいに作り上げたフォームをあえて変えず、大きな失敗をしない保守的な泳ぎをしていたわけですけど、

知っていることの中で、一番新しいことや、最近気付いたことを基に、フォームに工夫を加える試みは、新しい刺激になって良いですね。

来年の5月にあるマスターズの大会で大きく失敗するかもしれないですけど、それはそれで考える材料になりますし。

頭の中を、歴史の時代区分に例えると、

20代の頃に国際大会に出てやってたことが「中世」、

その後、全く泳いでなかった何年かのうちに「近世」が終わっていて、

北島選手が活躍してた頃に台頭した避抵抗を強調する「近代」の泳ぎの辺りで、色々新しいことにチャレンジし、ある程度完成した所で停滞、

今ようやく実践という形で「現代」の平泳ぎと向き合ってみようかなって気分になった感じ。

体の動かし方がこれまでと違うので、筋肉痛だったり、疲労感はあるんですけど、久方ぶりのちょっと楽しい気分です。



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