ニックから送られるジムでのトレーニングプログラム、疲労を緩和するために2週間程OFFでしたが、いよいよ再始動。
この2週間は、ほぼ毎日5キロをトレッドミルの上を走ってました。これから慣れ親しんだ生活パターンに戻して頑張ろう。
10月28日〜29日に、WEスイムクラブで開催するリオ五輪金メダリストのアンソニー・アービン選手による2日間のスイムキャンプ、外国からも参加申し込みをいただき、インターナショナルになります。
現役金メダリストであるアービン選手と鉄人スイマーである原英晃さんによる超一流の水泳手ほどきはもちろん、
英語での指導(僕が通訳します)やコミュニケーションで受ける、国際感覚を伸ばす刺激が今回のポイント。
年齢や泳力は問わないので、ぜひ多くのスイマーに参加してもらいたいですね。
からお願いします。
アービン選手ですが、去年の時点で今年は世界水泳ではなく、ユダヤ教徒の血を引く人々のオリンピック的な「マカビア競技大会」に参加する意向だったんですよね。
世界水泳をスキップして、マカビア競技大会に参加するアメリカ人金メダリストは過去にもいて、
シドニー五輪の背泳ぎを優勝したクレイゼルバーグ選手や、リレー種目に強さを発揮したリーザック選手などが該当します。
多民族国家で様々な宗教や人種が複雑に絡み合うアメリカのアスリートにとって、オリンピック後も矢継ぎ早に押し寄せるメジャーな国際大会に皆勤することより、
彼らのルーツを祝福する大会を選択することは不自然ではないのでしょう。
競技者の価値を最高に高めるオリンピックでの金メダルを獲った翌年なら尚更。
競技結果で得る賞金を生業にしているというより、水泳を通した文化の発展や教育に力を注ぎながら競技を続けるアービン選手、
五輪後は多忙で本格的に練習を再開したのがサンタクララ国際大会の後だったにも拘らず、全米選手権で22秒0で泳いだのには驚きました。技術的に高みにあることの現れではないでしょうか。
NCAAの仕組みの中で、五輪後にトレーニングを継続する大学生選手達は躍進していますが、
気分転換を兼ねてハンドボールに転身したマナドゥ選手などを含めて、スケジュールの決定権を持つベテラン選手は、激しい戦いの翌年を精神の休養に充てることも少なくなく、
より長いスパンで目標を定めるからこそ、長きに渡りチャンピオンであり続けることができるのかもしれませんね。
とにもかくにも、10月に彼と再会して、日本やそれ以外の地域から集うスイマーとスイムキャンプで楽しむのが楽しみです。